消化器とは肝臓、消化管(食道、胃、十二指腸、小腸、大腸)、胆嚢、胆管、膵臓など栄養吸収、代謝に関わる臓器です。消化器科は消化器に発生する病気の診療を行っています。

当科の特徴

肝臓領域は近年治療法の進歩が著しいウイルス性肝炎の治療や、難病でもある原発性胆汁性胆管炎などの自己免疫性肝疾患、そして最近患者数の増加が著しい非アルコール性脂肪性肝炎などの診療を行い、肝生検などの精査や診断結果にも基づく治療薬の選択を行っています。

肝細胞癌に対してはエコー、先端のCT、MRIなどによる画像評価とともに、ラジオ波・マイクロウェーブによる局所治療、化学動脈塞栓術、分子標的薬による治療を行っています。

また、消化管は、積極的に内視鏡検査を行うことで、癌を早期に発見し、患者に負担の少ない、EMR(内視鏡的粘膜切除術)やESD(内視鏡的粘膜剥離術)の他、食道アカラシアに対するPOEMなどの先端治療も行っています。炎症性腸疾患に関しては県内医療施設とネットワークを構築し、医療連携により病態の解明と治療の開発を目指しています。

主な対象疾患